ピンクうさぎ、かめに負ける

雑記帳。ご興味に合いましたらいらしてください。

オリンピックどうなるの?

 オリンピック開会式は2021年7月23日19:00から東京都新宿区のオリンピックスタジアムでの開催が予定されているようです。

 ひとまず私が、いま”オリンピック”と検索してヒットしたトーキョーオリンピックのチケットサイトの詳細から現在明記されている予定を書き出してみます。自分でこうして書き留めておかないと、変更前のことは過去の新聞を引っ張り出さないとわからなくなってしまいました。コンテンツとして毎日必ずとりあげるオリンピック関連ニュースを見ていると2021年中にこの日程で、参加者数や観戦者の内容を変更して開催すると報じられています。でも、コロナの心配が尽きないなかでは、いま発表されてる日程もいつコロッと変更されてしまう曖昧なものなのではないか、というぼんやりとしたイメージで見てしまっている自分がいます。

 まだ世間で心配されているコロナが解決しないままに設定されているこの日程が発表されたのはいつなのかと、検索してみると2020年3月24日に決定されたとありました。開催日の延期の決定から一年以上経ち、また延期再設定された開会式まであと一ヵ月ちょっとのいま 、実際のオリンピックの準備となるイベントはどうなっているのかと調べて見たくなったので検索しました。

  オリンピックに向けての国内の大会運営練習を兼ねているテストイベントというものがあるらしく、それぞれのテストイベントを検索してみると2020年後半から規模を縮小しながらも開催されていました。大会運営の側からの事前準備は2020年開催予定当初のとおりとはいかなくとも順調に進んでいるようでした。

 つぎに観戦する側の盛り上げイベントである聖火リレーはどうなっているのかと検索してみました。聖火走行ルートも21年への延期ののちに新しく組み直されて発表されていました。自分のいる市町村でも最初のルートよりはみじかくかつ沿道に観に行くのは避けることという内容で出されていましたが、走行日を目前にして公道走行をしないことにしたと県の決定がありました。代替措置についてもまだ未定とありますが、つまりは聖火がうちの市区に来ることはないのでしょう。聖火リレーの発走日あたりにメディアで公道を走るランナーを見たような気がしましたが、最近の動向をみてみると3日後の公道走行は中止されたというニュースがヒットしました。人を集めてしまうイベントを迎えるにはまだコロナの心配がぬぐえないという声をとりあげての措置でしょうか。

 コロナの心配を抱えつつも今回のオリンピックはどうなってるのだろうと実情を検索してみたら、大会運営と開催地域の熱量の差が事前イベント開催の可否でこれだけはっきり出されているのがわかりました。オリンピックが自分の国で開催されるという高揚感を、おぼろげながら98年の長野オリンピックをみてきて知っているだけに、イベントの開催可否でここまで意見が割れていることにうらさみしいきもちがします。大会運営の人も競技者も観戦者と同じ国内でコロナのリスクを負っているのだと考えてしまうと、なぜ、どこで、ここまで意見が割れることになってしまったのか釈然としません。

 コロナへの対抗措置としてワクチン接種が2月ころからはじまりましたが、私自身は先行して指定された接種対象者ではないため、自分が接種できるのは随分あとになりそうと考えています。もしかしたら、オリンピックの開催よりあとなのではないかと。同じような層の人たちの コロナへの懸念が消せないことを理由とした開催中止の意見は開会が近づくほどに強くなるでしょう。ちらほらと職域や確保数の余裕を使った、先行枠外対象者への接種も聞こえてきてはいますが1ヶ月後に迫ったオリンピック開会までに世論の懸念の色を払拭できるまで接種人数を上げることができるのでしょうか。

  スタジアムでの観戦の機会もなさそう、自分の街への聖火リレーもなくなってしまった。こうなるとコロナの不安が解消されないままのオリンピック開催は、どうなるの?という不安要素がおおきく占めてしまいます。よしんば、不安をよそに開催したとしても、開催にこぎつけるまでにこの1年払ってきた代償は開催成功で補えるものではないと想像します。