雑記、日記に代えて

雑記帳。ご興味に合いましたらいらしてください。

旺文社 標準国語辞典「新訂版」

旺文社標準国語辞典

国語辞典なんて、そんなに買い足す機会はない。一回、必要に迫られて買ったら、たいていはそれをずっと使ってると思う。

そして何を基準に選んだのかも、よく覚えていない。授業で指定されてたり、辞書を開いてピンとくるものだったり。

私の手元にある国語辞典もそんなわけで、奥付を見ると95年発行のものだったりする。

この国語辞典の題名にはいっている「標準」の意味はこの辞典本人によると、「物事の程度を決める基になる目当て。よりどころ。ごく普通であること」だそうだ。

見出し語を読んでいくと、だいたいわかることばばかりだけれども説明を読んでみると面白い。このことばもあのことばも、あらためてそのように説明できるのかと新鮮にうつる。

ペラペラとめくっていくと、だいたい、ほとんどわかる見出しばかりかと思うと、ときどきこんな言葉もあるのかというのも出てくる。

まだまだ私の頭も標準を装備しているとは言えないようだ。この国語辞典を大事に使っていこう。

エーリカ

 これは、ミヒャエルゾーヴァの挿絵に彩られた大人のクリスマスの絵本。

大人の女性になって、寒い冬の街をピンクのブタと一緒に通り抜けて暖かいクリスマスイヴを駆けていく。そんな話。休暇前までびっちり詰まったスケジュール。くたくたの体。雪の積もった寒い都市。コートを着た人のあいだをエーリカを抱いて駆けていく。

エーリカ あるいは生きることの隠れた意味

エーリカ あるいは生きることの隠れた意味

 

 

クリスマスキャロル

ディケンズ

クリスマスキャロル

 

クリスマスによく語られる「クリスマスキャロル」。タイトルがそのまま「クリスマスの祝歌」なので、祝歌のことなのか、物語のことを指すのかよくわからなくなるけど。どっちもクリスマスによくもてはやされる。

 

さらっとストーリーをさらっても、けちなおじいさんが精霊によって改心して慈悲の心をとりもどすという普遍的な改心物語であるので、いまでは宗教的な物語というとらえかたをされていないようだ。だけど、改めて原典に近い物語を読んでみると細やかなところで、キリスト教や、作者のディケンズが育ったクリスマスの行事を拾ってうまく組み立てていて面白い物語であると思う。

 

今回私が読んだ本は、この岩波書店からの愛蔵版である。この本でのいいところは挿絵が作者ディケンズの発行した当時の時代のものをそれぞれ取り入れていて、挿絵からもディケンズの時代の風習がよく読み取れるところだ。あとがきでも挿絵の出典について解説されているが、今の日本での祝いかたとはまた違っていて面白い。

愛蔵版 クリスマス・キャロル

愛蔵版 クリスマス・キャロル

 

 

 

 

元年12月

来年に2020年を迎えようとしている今年、2019年の12月に入った。改元もあった年の最後の月ということで、5月に元号が変わった瞬間から始まった令和元年を終えようとしている月でもある。

 

西暦の年と、和暦を併用している現代では、年度初めとか新年とか、数え年とか、学年、年度、年齢についてのいろいろな数えかたをそれぞれの場面でうまく使いわけていて、とても器用な生活だと思う。特に今年のように、改元のあった年は同じ西暦年のなかでも、元号の違う年が同居していることがある。

今年、西暦2019年の場合は、西暦2019年4月30日までは平成31年で、西暦2019年5月1日からは令和元年。

 

改元の日が5月の1日にあったことで、4月はじめを区切りとする年度の数えかたとすりあわせがどのようにするかで、場所によっていろいろあったようだ。私の知っているところでも、平成の最後の年、31年を記すところと。西暦で書いてしまうところ。表記にそんなに厳格な縛りを持っていないところでは、夏頃までは31年表記、もう近々最近は令和元年表記を使っているなど、けっこうだんだん慣れていくという感じが面白かったりする。

 

過去にも、自分が体感できた年でも改元の年はあって、昭和から平成も体験はしているので、その時々の元号、年の使い方にいろいろあったのだろうと思う。

 

過去、西暦1989年には、西暦1989年1月7日までは昭和64年、西暦1989年1月8日からは平成元年。

 

西暦1926年には、西暦1926年12月24日までは大正15年、西暦1926年12月25日からは昭和元年。

 

近しい人に改元の年に同じような人生の節目を持っているひとがいるので、改元と個人的な人生の節目のシンパシーにはちょっと思い入れてしまうところがある。

今年は西暦2019年5月1日から、西暦2019年12月31日までが令和元年。偶然にも、大事な人の同じような節目を迎えた最後の年の12月をどうすごそうかと考えると。ちょっと、いつもの年末と違う一ヵ月を過ごせそうな気がする。

あらためてビートルズ

 

第1巻 ビートルズ: レジェンド・ストーリー

第1巻 ビートルズ: レジェンド・ストーリー

 

  ビートルズを知っているかな?

 たぶん、ほとんどの人は曲を聴いたことがあると思うし。

 私も知ってると思っていた。けど、この伝記を読んで、曲を聴いたことがあるとか、ジョンレノンの事件とかを知っているとかだけじゃなくて。その時代、ビートルズをとりまいていた人たちを含めたビートルズの活動をもっと知ることができた。2020年を来年に迎えるいまからすると、もう50年以上前になる1960年代当時に、ビートルズと舶来音楽の最新情報を日本にもって帰ってくれていた素敵な女性が存在していたのをこの本から教えられたよ。

この伝記を子ども向けシリーズの、いまどき流行の少女マンガみたいな挿絵の本と侮るなかれ。しっかりグループの経歴が語られ、アルバムを発表したタイミングとそのときのメンバーの活動がしっかりと書かれている。

 そしてこの少女マンガみたいな挿絵とともに語られるのが、アメリカヒットチャートのトップを独占するビートルズに日本の音楽雑誌編集長として単独取材を成功させた「星加ルミ子」さんという方の登場だ。あまりにも少女チックな名前なので、「いまどきはやりの少女マンガ系の挿絵だからといって、なぜイキナリ架空の日本人が登場させられるのか?」なんて思った私は、その当時のビートルズの熱狂ををぜんぜん知らなかったのだ。

 この本からビートルズの成り立ちを知った私はまず、星加さんは実在のひとであるということに衝撃を受けた。

そして彼女がいまこの2019年にも現役であるということを知って手に取ったのが、下に紹介する本である。

このブログを読んでるみたいに、ネットでyoutubeで検索してみると白黒のテレビ番組で演奏している当時のビートルズの姿を見ることができるが、その時代の熱狂のまっただ中にいて、かつ、スマホを持つようになっているような現在も音楽シーンのただ中にいる彼女の著書からには、面白いことがいっぱい書いてある。音楽が人の手を渡って届けられた時代と、テレビはいわずもがなネットを通して音楽をしているひとのもとからでも直接届くようになった時代を見た人の言葉が読めてとてもわくわくした。

 

読書として久しぶりに、まったく自分の知らなかった業界の話を、楽しく読むことができてとてもいい本に出会えたと思った。

 

 

私が会ったビートルズとロック・スター

私が会ったビートルズとロック・スター